タイミングのはなし

常々思うのです。
運勢がしゃべればいいと。


運勢は人それぞれ異なるのだから、
「それをやるなら今だよ!」とか「まだだよ!」とか、
運勢がしゃべって教えてくれればいいのに。


しかしながら実際には、運勢はしゃべって教えてはくれない。
だから自分でタイミングを読むしかない。


ということで。
タイミングの話をしたいと思います。

余談ですが、「時季」の同音異義語は知っていますか?

以下3つすべての読み仮名は「じき」です。
・時期
・時機
・時季


英語に置き換えると区別しやすいようです。
・時期 = time
・時機 = chance
・時季 = season


私の占いですと、こんな感じですね。

「時季ごとに時期を読んで時機をつかめ!」


季節も重要です。
人間は地球上に生息しているので、どうしても自然現象に沿って生きていくことになります。
日本には四季がありますので、より顕著です。


春には春のように暮らし、夏には夏のように暮らす。
季節に合った生き方をする。
嵐や台風の日には活動を止めて、過ぎ去るのを待った方がいい。


私の占いも考え方は同じです。
季節が巡るように、運勢も巡るのです。
運勢が良いときに行動を起こすべきです。


立春のはなし」でも書いたように、 
私の占いは算命学ですが、太陰太陽暦を使います。
一年の始まりは立春です。
現在、一般的に使われている太陽歴とは、
一年の始まりと、季節の区切りが異なります。
以下のように、月の呼び名も異なります。


2月  寅月
3月  卯月 
4月  辰月
5月  巳月
6月  午月
7月  未月
8月  申月
9月  酉月
10月 戌月
11月 亥月 
12月 子月
1月  丑月


ここで注目すべきは、4月・辰月です。

なぜ4月だけが想像上の動物なのか?

新しいものは、想像力のあるところに生まれます。
0から1にするには、想像力が必要だと思いませんか?
0から1に成った姿を想像できるからこそ、未知なるものを生み出せる。


そして、未来に対しての「希望」があるからこそ、
0から1に成った姿を想像できるのではないでしょうか。
まだ見ぬ未来には希望を抱いていますか?未来にワクワクしていますか?


本人の内なる「想像力」と、
さらに、「気」に包まれているときに行動を起こせば、
想像力が遺憾なく発揮し、活用できると占いでは考えています。
それが辰月です。


故に、4月・辰月は新しいものが生まれるときです。
現実社会でも、4月が新年度にあたります。
4月がスタート地点です。


そして、4月と対になるものが9月にあります。
ですので、9月が後半のスタートです。
9月に前半の修正をします。
後半の方が長いじゃないか!と思いますか?
なんと、2月・3月が準備期間なのです!
(なぜ、4月・9月が対になるのか、4月が想像上の動物なのか、
本当はもっとマニアックな深い理由があるのですが、今回は割愛します。またどこかでお話できれば・・)


さて、前述のとおり、立春が一年のスタートです。
「一年の計は元旦にあり」の元旦は、1月1日ではなく、立春のことです。


立春に誓いを立てて、
2月・3月に準備をします。
そして4月にスタート、行動に起こします。
4月~8月は、もりもり頑張りましょう。
4月~8月が好調でしたら、そのままの流れで9月~1月も順調にいきます。
もし、4月~8月が不調でしたら、9月に修正します。
そのため、9月は後半のスタート地点です。


もし起業するなら、会社の年度始めを4月か9月にするのがいいですね。


図にしてみるとこんな感じです。



 

2月・3月が準備期間とすると、 
3学期(起業の第四四半期)が無い!
新年度のスタートは同じなのに、これだと活動期間が短い!
と思われるかもしれません・・

斯様に運勢と現代社会は完全一致はせず、ズレがあるのです。

運勢のタイミングを、いかに実際の生活に落とし込んでいくのかが、肝になるのかもしれません。


さて。ここまでが「時季」の話でした。


さらにそこに、
その人の運勢を重ねて、その人の「時期」を読みます。
「時機」を掴むため、いつやるのかを見極めるのです。


4月がスタートだけれども、
その人の運勢を見ると、4月はスタートしない方がいい人もいます。
その場合は、9月にスタートすればいいですね。
そいう訳で、私は昨年9月にこのサイトを立ち上げました。
占い師っぽいでしょ?


4月も残りわずかです。参考になりますでしょうか?




写真タイトル『それぞれ』





きらめく赤いクリスマスツリー




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